世界の輪郭に溶ける

社会とうまく馴染める距離を探しています

拝啓、各位

 

今からとりとめもなく書こうと思う。
これはもしかしたら起きているかもしれない誤解を説くことができていないことに対するもどかしさから発した動機かなと思う。
別に僕自身はなんとも思っていないし、みんな自由にしたらいいと思う。だから僕も自由でありたい。

なんだけど、コミュニティに対しては実は居心地の悪い思いをしており、それに対するスタンスを表明しておくことで、どこかの機会で会ったときや、会うときに気まずくならないようにする、コミュニケーションを円滑にするものがほしい。

もう一つ

そろそろ行こうと思う。
その前に書いておきたいことが山程あるけど、今は一旦部分的に書いておきたい。
他意はある。でもやましいものではない。


伝えきれなくて後悔していることは2つだと思う。
一つは、1516の成功要因について。これは歴代の積み上げた経験と、3年が主体となって一枚岩で組織運営ができたことだと僕は思っている。
転換期というものがあるとしたら、それは3代前から始まっていたものだと思う。
まさにベンチャーと呼べるような空気感で、僕たちもそれなりに真面目に活動してきたし、それなりに全力で向き合ってきたと思う。
そして組織一丸で毎年KPIを改善してきた。僕が改善したKPIなんてたかが知れてると思う。ただのごっつあんゴール。MVPは松村だし、それはずっとそう思う。
各代の積み重ねの中で、僕ができたことは、その思いの系譜を汲み取って、しっかりアロケできたことだけだと思う。
一番感謝しているのは同じ代のメンバーで、彼らの決断にしか助けられていないと思う。一番力のあるメンバーがどうやったら活動してくれるか。それだけは本当に、誰よりも考えたと思う。

僕が嫌がっているのは、その意味で、決してあいだの代と括ってほしくないということ。強いて言うなら、相田(を代表とした)たちの代と言ってほしい。

 



2つ目は、内面的な弱みに向き合うことが事業の停滞を防ぎ、成長の礎になるということ。大学生にそれはいささか難しいことだとは思うけど、それを一番学ぶべきだと思うし、僕たちはたまたまそのことについて直感的な理解があった。

 

僕もまだまだ幼稚だったし、事務局に対して敵対的だったけど、はっきり言って、事務局の単年度計画への理解度と、計画の落とし込みと実行は一番できたと思う。それはなんでかっていったら、良いものは素直に良いと受け入れるだけの素直さがあったから。人間的な好き嫌いだけで、その人の一部ではなくすべてを跳ね返してしまう愚かさを、メタ的に認知できないといけない。

どうしてだろうと思うのは、メンバーや先輩後輩と仲違いをしたときにちゃんと対話してきたのかなっていうところで、かなり気になってる。当然、自分もインターフェースはトゲトゲだったし、今だったらもっとうまくやれるのにって思うことだらけだけど、委員会オールでみたときにも、それぞれの各代を見ても、人間関係構築がネックで事業が前に進まない状況を山程見てきた。それは別に会社に入ってもずっとそうで、同じ問題がいたるところで横たわってる。

 

 

後輩たちがとても苦しい局面に突入しているのは、僕たちも十分わかっていたし、
ただ脳死して数だけを追い求めていたとしても、セールスフォースとオフィスキャパに直面するだけなのは顕在化した課題だった。インセンティブが生じない中で、100人規模のマネジメントは難しすぎるし、正直、数値的な限界を迎えていた。

だからどこかで方向転換しないといけないことは明らかに見えていたし、だからこそ、今までの成功体験に囚われることなく非連続の成長をしていかないといけないという意味合いでは、数以外の指標を重視するということは部分的には正しかったのだと思う。

衰退とあえて言わせてもらえば、その成否を分けたのは、確実に誰かのせいじゃない。成長を放棄した企業が新興勢力に倒されていくように、ステークホルダーの多すぎる組織の大きな舵取りは、正直現役だけでは厳しすぎる。
次の代の方向性として、非営利組織の中でいかにお金を生み出し、そのお金を使っていくかという点において、唯一衰退を免れる方向性を感じた。それ自体は間違ってないし、営業事業をキャッシュエンジンにして、学生に再投資をしてコンテンツを充実していく。ただそれだけをやっていけば、とてもおもしろい組織になったんだと思う。もっと言えば、プログラミング教室と組んで、格安でMarCoをフロント開発組織にしても良かった。そしてミラーリング組織をつくれば、公認化の問題は一瞬で解決する。

そのための値上げと、ファイナンス制度の見直しは事務局の管轄だから、1組織がどうにかするには答申をあげないといけない。正直それは現実的ではない。

よく頑張ったと思う。だけど、こればっかりはみんなが望むべくしてそうなったと言うしかない。

 

学生では思いつかないけど卒業したらクソほど知恵を蓄えたアルムナイはいくらでもいる。だけどアルムナイは決して自分たちから手ほどきができるほどの余裕はない。むしろ自分たちのことで精一杯だと思う。それでもそいつらのコミットを引き出せるかどうかは、現役のパワーにかかってる。僕は少なくともそう思う。

もっと言えば、自分の仕事ややりたいことにコミットしていない先輩なんて、ダサくて嫌なんじゃないか。僕は鼻が高かったから、正直に申し上げて、先輩とかそういうのは苦手だった。こればかりは各代起きる発作みたいなもんだから、きっとみんなもそうなんだろうな。まあ、そうやって対立して中長期ちゃぶ台返ししてやりたいことだけやって散らかって衰退していく組織もちらほら見受けられるんだけど。

 

 

はっきりに言えば、僕はみんなが活躍している報告を聞くのを心待ちにしているし、そういう話を聞くと、純粋に応援したくなるし、応援しているつもりだった。
さらに、自分自身もそうなりたいという気持ちが強い。それをあえてプレッシャーとして煽るとするならば、もっと頑張っていかないとなあということで。
でもそういう気持ちをくじくようなことが起きてしまうのも確かで、それ自体は仕方ないことだとしても、そういうところからうまく脱却したり、そういう傷の舐め合いこそを大学のうちに卒業していてくれたらと思う。

 

もう何度言ったかわからないけど、どんな形であれ、またいつかどこかでみんなと一緒に仕事ができたらどんなに素敵だろうと思う気持ちはずっと変わらない。それがどこかで実現できそうな活躍ぶりを聞くことも、そういうめぐり合わせを予感するような飲み会も、まだまだきっと、青春なんだろう。

 

 

最後に、僕の話をしておこうと思う。
僕はご存知の通り、社会の現存体制に異を唱える側の人間だと思う。
大学の残りの1年間をつかって、しっかり勉強をして、そこから大まかな方向性を基礎づけて、継続して勉強に取り組んできた。
資本主義の成功がP&Fの実現と同じベクトルなのであれば、その歯車をほんの少し早めることができるかどうかが僕の挑戦になる。

生産性向上の白地の大きさ、市場規模、潜在市場のポテンシャルと格差是正
その意味で、不動産はとても魅力的な市場だと思う。
将来の夢は小説を書くことだけど、そこまでに至る時間で、日本にチャレンジ精神の旺盛な若者が集まる街が作れたらどんなに素敵だろうと、そんなことを考えて最近は生きている。

 

 

敬具