世界の輪郭に溶ける

社会とうまく馴染める距離を探しています

成果発表で負けた話と新規事業に異動する話

昨日、成果発表大会に負けた。 勝ちにいくことをしないと高らかに宣言しておきながら、プレゼン資料の作成をしていると、徐々に心境の変化があって、「これで勝てなかったら自分の頑張りが報われないんじゃないか」という気持ちになった。結果でいえば全くそ…

明日には昨日思っていなかったような成長があってほしい

前回のブログ、社会人になって1年が経った - 世界の輪郭に溶ける から自分の心境に変化が起きたので、それについて引用しながら書く。 それと、成果発表も控えているため、この1.5年の振り返りは頻繁に行うのだけど、中でも1年目から1.5年目にかけては自分…

ラジオアプリで大阪の女の子と出会った話

同期の古澤がラジオ配信なるものを趣味ベースでやっているのを見て、楽しそうだなと思った。ならばいっそやってしまえばいいと思っていたのだが、なかなか踏み込む気持ちになれず、ぼーっと過ごしていた。そんな矢先に、ツイキャスのようなリアルタイム配信…

好きっていう気持ちは全くあてにならない話

「なんで結婚したんですか?」「なんで付き合おうと思ったのですか?」みたいな質問の回答にはおよそ「好きだったから」が選ばれることが多い。僕たちはなぜかこの好きという感情に対しては幸福を呼ぶ壺と同じくらいの信仰を寄せている。 正直に言うと、僕は…

社会人になって1年が経った

1年目から年収が僕の3倍もある外銀で働く超バリキャリウーマンや、 誰もが憧れる外資系の戦略系のコンサルや超有名IT企業で活躍するエリートサラリーマン、投資家から数千万の投資を受ける起業家たちがいる。17卒の同期や大学からの友人は、年収1200万円でH…

大学時代にそういう関係になった時の話

世の中を支配しているのはお金ではなく、プロパガンダなのだと思う。 真実はそれによって覆い尽くされているから、そう簡単にたどり着くことができない。政治的に生み出されたそれは集団によるものかもしれないし、単独なのかもしれないし、もしかしたら僕自…

会社サボって京都に行った時の話

「どうして人って自分が理解できないことに対して寛容になれないんだろうね」 会社をサボろうと思ったわけじゃなかった。今日だけは一人になりたいと思った。自分の割り振られている仕事はこっそりやっておくつもりだった。なんだけど、昼すぎには東京駅から…

自分が描いているレールの行方は思っているよりもあてにならない

2016年は自分の見えている世界の限界に絶望して、どうしたらいいかわからなくなった年だった。 人間が生み出した言葉というコミュニケーションツールは不完全であり、僕たちはこの不完全なコミュニケーションを続けているからこそ、おおよそ人間関係に問…

今回の衆議院選挙に対して思うこと

衆議院議員選挙に行ってきた。僕はお世辞にも政治に詳しいというほどのものではない。でもそれでも政治については出来る限り自分が納得のいく投票を行いたい。そうでなければ、投票したくてもできないだろう。本音を言ってしまえば、『どの政党を支持すれば…

 余裕ぶっこいてたら留年しかけた話

8月からおよそ二ヶ月くらい働いてみて感じたこと。昨日と同じような一日が僕の意志とは関係なく流れていくようなそういう感覚。もしかしたらそれは清流かもしれないし、濁流に呑まれていることに気付いていないのかもしれない。僕は今、その人生の流れみたい…

自己超越的な試みは自己破壊という痛みを伴う

最近自分の考えていることがみんなとズレ始めているような気がしてさみしいのと、いつからどうしてどう変わってしまったのかっていうのをまとめておきたくなったので書いていきます。ベースとなる考え方は変わっていないと思うんだけど、自分を含めた人間を…

共産資本主義の合流

ようやく卒論がほぼほぼ完成した感じになってきたので、1年かけて自分が何を明らかにしたくて、何を言いたかったのかについて書いていきたいと思います。以前のブログでも書いてたんですけど、もうちょいわかること増えました。 abhiniveza.hatenablog.com …

初恋の女の子が家の近くに越してきた

最近といってもおそらく2年くらい前から、家の近くに初恋の女の子が引っ越してきた。 彼女は社会人なので、通勤のために実家から通っている。僕の方は取りこぼした単位を拾う為に今期から真面目に1限に出席するようになって、そのおかげで朝の電車が同じにな…

1-1 理想の社会が存在する場合、それはどのような社会か

私たちの生きている社会では、常に何かしらの問題が発生している。人類が誕生してから今日に至るまで、その問題の本質は変わっていない。すなわち、人間関係における問題である。 社会における問題の全てを人間関係だけに置き換えてしまうのは些か難しいので…

わからないが口癖になった日

「わかんないんだけど、〜〜かもしれない」って言うことが増えた。おそらく、その前に口癖になっていたのは「それって本当なの?」だったと思う。それって本当なの? ほとんど全てのものが本当にそうじゃないかもしれない。でもほとんど全てのものが本当にそ…

勉強の効用について

後輩に勉強の効用について問われたので、これを機会に自分がなんで勉強していたのかをまとめておいた方が良いなって思うようになった。自分で言ってみてはあれだが、「なんの為に勉強をするのか」という問いに対して、万人にウケる答えを僕が用意できるとは…

自由の代償は高い

ちょうど一年くらい前に一泊二日の沖縄旅行に行ったことがある。短期インターンの優勝祝いだった。そのときにたまたま知り合った別タームのインターン生がいた。はっきりいって、僕は彼を尊敬している。3月の、あれはまだ寒い冬が終わっていないかなってくら…

無知からの解放と人類の未来について

信じていた人に信じてもらえていないことっていうのは悲しいことのように思う。でも、大抵の場合において、信じている人に猜疑心を向けることというのは、信じていない人には疑いを向けることがないという点において、人を信じるというのはどうやら同時に疑…

風の歌を思いながら

文章を書くことは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな試みにしか過ぎないからだ 村上春樹 (1979年)『風の歌を聴け』 文章を書くことは確かに僕にとっても、自己療養の手段にはならず、そのささやかな試みにしか過ぎない。 1 1ヶ月くらい前、大…